音楽放談 pt.2

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2015-01-01から1年間の記事一覧

アングラの輝き ―goat

一昨日の夜は久しぶりにライブへ。 このブログでコメントを貰っている方から紹介してもらったgoatというバンドとOrge You Assholeの対バンである。 goatの今年出した新譜のリリースパーティという形なのだけど、オーガも最近聞くようになって非常に気に入っ…

小休止92「リスナー体力」

最近家にいる時にはiPodで収録曲を日がな一日、夜から朝に掛けてもずっと流しっぱなしにしている。 途中気を失っている場面もあるので、全てをキチンと聴いているかと言われるとそうでもない、というのが実際のところではあるが、しかしそうしてずっと音楽が…

情景の見える音楽 ―Sea and Cake

ふと最近の記事を見ていて思ったのだけど、今年はフェスについて全くと言っていいほど触れていない。 既にフジロックは終わり、今はロキノンフェスのまっただ中。 いずれも毎年行ってないフェスであるが、今年は個人的にはそこまで心引かれるでもなかったの…

見過ごされる才能 ―昆虫キッズ

先週末はここのところのストレスもあってか、ついCDを10枚以上買ってきてしまった。 しかも全てアルバム。 どうも私はストレス発散のためにCDを買うところがあるらしい。 まあ、昔からだけど。 さすがに全て聴けていないのだけど、積み上がったCDを観ると実…

空気の素晴らしさ ―Lilies and Remains

昨日は夜Lilies and Remainsのライブへ。 今回はファンからのリクエストライブと言う事で、ここのところやっているセットリストとは異なる曲が聴けるだろうと言う事で、恐らくコアなファンが集まったことだろう。 やはりこのバンドは女の子ファン率が高い。 …

小休止91「本質的な問題」

appleの音楽定額配信サービスが始ったと言って話題になっている。 開発にはなんと我らがTrent Reznorが関わっているということでも一部話題になったが、iTunesという独自の音楽プラットフォームを持つ上に、なんと言っても天下のappleが本格的に乗り出した事…

解放感 ―Greatful Dead

すっかり暑くなってきた。 といってつい2、3日前はジャケットを着ないと肌寒いくらいだったから、気温が乱高下している。 それが今日は30度を超えている。 久しぶりにいい天気なので洗濯には困らない。 最近は暑くても晴れた日の方がよかったね。 先日出張で…

20年目の初期衝動 ―Ash

最近個人的なことで変化というものを意識させられる場面が多い。 今年の5月に祖母が他界して、そこで10何年ぶりに居合わせた親戚衆の変化や、彼らにも子供がいたり、自分の親もすっかり年を取っているからそれより上のおじさん方もすっかり爺さんになって静…

日本のサイケの『100年後』の今 ―Orge You Asshole

昔から、というほど詳しい訳ではないのだけど、日本のサイケデリック音楽は海外アーティスト、特にインディ系のバンドには評価が高いらしい。 確か以前Deerhunterか何かのインタビューでも触れられていたし、その界隈のバンド達から日本のバンド名がしばしば…

天賦の才 ―James Skelly

この頃は洋楽情報が極めて少なくなってきていると嘆いて久しい当ブログであるが、雑誌ですらメジャーと言われる連中以外は扱おうとしないというのは嘆かわしい限りである。 ジャンル不問も総合洋学雑誌として老舗のロッキンオンもTalor Swiftとかを表紙にし…

小休止90「深刻な問題」

私はライブが好きで、最近もしょっちゅう出向いている。 大体の場合一人で。 中でも最近は日本人アーティストのライブにいく機会が多い。 理由としては、単に最近よく聞いているからということもあるけど、一方で外人さんは滅多に来ない上、来ても平日なので…

歌の魅力 ―Predawn

昨日はPredawnという女の子が一人でやっているアコースティック系のアーティストのライブへ行ってきた。 清水美和子さんという子のソロプロジェクトというか、活動名義と言う方が正しいか。 以前イベントで見かけて、おやかわいい子がいる、というところで観…

底力のあるバンド ―Depech Mode

最近また古い奴もあれこれ聴いているのだけど、その中でも非常に嵌っているのがご存知Depech Modeである。 私の好きなバンド達を観れば、このバンドを好きにならない理由はないだろう、と言う事は最近聴いていて改めて思う訳である。 以前『Violator』につい…

Black Radio ―Robert Glasper

最近世の中でも所謂ブラックミュージックが注目を集めている。 Hip Hopもそういだし、FunkやSoul、R&Bなど、黒人の音楽をルーツにする音楽はポップシーンでも昔から一定以上の人気もあったけど、ここ数年は日本でも紹介される機会が増えてきているような気が…

陰陽 ―Plasticzooms

最近の音楽雑誌で高評価を得るアルバム、アーティストの傾向としてアルバム事に異なる音楽性を見せるというところがある。 それこそRadioheadこそ至高といった価値観が未だ持って強い編集が多いのだろうか。 ただ、そうした多様性を示せるのはそのアーティス…

小休止89「アウトプット」

このブログを書き始めて早6年以上になるらしい。 元々の動機は単に好きな音楽に付いての感想文だったのだけど、途中自分なりにテーマ設定なんかもしていた。 音楽は色んな要素があって、歌もあれば楽器もあるし、そこからにじみ出るフィーリングみたいなもの…

バンドの多様性の訳 ―Will Butler

この頃日本のバンドの音楽をよく聴いてる気がする。 特に意識している訳じゃないけど、なんでだろうね。 日本にもいいバンドはたくさんいるから、単に色んなところにまたベクトルが向いているということだろう。 実際これまで聴いてこなかったバンドも色々聴…

相変わらず変わらず素晴らしい ―Nine Black Alps

この頃は音楽の趣味もガラパゴス化しており、もはやあれこれほじくり回して聴こうという人の方が少ないのではないかと言う気がする。 日本のバンドへの注目も増えており、ある程度のセールスのあるバンドもそうでないバンドもそれを紹介するメディアや個人も…

キャリアの昇華でネクストレベルへ ―Back Drop Bomb

大分季節も変わって、すっかり温かくなっている。 ていうかちょっと暑い。 夏は目の前か、と思うと嬉しいような苦しいような気分になるのはいつもの事だ。 暑いのは嫌いだけど、一方で夏という季節それ自体は決して嫌いじゃない。 なんだか活気があって、そ…

小休止88「無意味の意味」

何度かこのブログでも取り上げているけど、所謂ヒット曲には歌詞に意味のない曲が実に多い。 尤も作っている本人達はそれなりに何かを考えて作っているのだとは思うけど、何がしかの意味を拾おうと思うと「?」なものが大半な気がする。 でも、考えてみれば…

十人十色 ―Syncronicity '15

今日はSyncronicityへ行ってきた。 考えてみたらここ数年は毎年行っているね。 確か去年は新木場、その前は渋谷だったけど、今年は渋谷でしたね。 しかも今年は例年になくラインナップがどストライクで、イベント始めからずっと楽しめた。 さらにステージ構…

かいじゅうたちにいるところ ―Karen O

私は『Social Network』なんかもそうだが、映画そのものよりも音楽を目当てで観に行く場合が多い。 そもそも昔から映画を好んで観る訳ではないし、2時間くらいじっとしているのもあまり好きではない。 別に多動性障害ではなく性分なだけだが。 最近特にその…

ライブ盤を楽しむ ー思い出Luna Sea

最近ライブ盤を好んで聴いている。 NINのフジロックのライブはフリーダウンロードで来たので、映像共々DLして楽しんでいるが、その他結構簿おなすディスクとして付いていたものもたくさんあったので、それらを改めて聴いているのである。 改めて観てみると意…

予備実験作 -4 Plugs

アルバムを時系列で追いかけるコーナーもすっかり放置になっていた。 久しぶりにマッドの音源をいくつか聴いていて、ライブ盤をまさに聞きながら書いているのだけど、やはりかっこいいですね。 デジタルフル導入になった『010』ツアーのライブ盤なのだけど、…

楽しむ人 ―Smashing Pumpkins

オルタナ記念周年も一段落付いたような印象もするが、そんな中ですっかり90年代バンドも一区切り付いたのだろうか。 Nine Inch Nailsも復活アルバムは非常に良かったし、それに伴うツアーも好評だが、一方ですっかりサントラワークが板についたトレントは益…

小休止87「ライブのエンターテインメント性 ―Hostess Club Weekender」

先週の話になってしまうが、すっかり恒例となったHostess Club Weekenderへ行ってきた。 前日はアナログフィッシュの単独だったので、先週末はライブずくめで楽しかったですね。 翌日は非常に体が重かったですが。 それはともかく、イベントとしても定着して…

いい感じ ―アナログフィッシュ

今日はアナログフィッシュの単独ライブへ行ってきた。 このコンセプトのライブは毎年やっているようで、旧来からのファンにとってはお馴染みとなっているようで、ソールドアウトの公演となった。 彼等の単独公演は今回が初めて、ていうかライブ観るの自体2回…

色々のカラー ―Lilies and Remains

昨日はLilies and RemainsとMinus ( - )のライブへ行ってきた。 今回はリリーズのリリースライブだったのだけど、プロデュースを担当した藤井麻紀のユニット、Minusも出ていたのですね。 最近ようやくSoft Balletを聴いたのだけど、こんな感じの音楽をやって…

センスの共感 ―Lillies and Remains

最近聴くようになって非常に気に入っているバンドの一つがLillies and Remainsである。 一部では数年前から既に話題となっていたし、昔私が愛読していた雑誌にも当時インタビューが掲載されるなどしていたが、当時は全くスルーであった。 確か洋楽をガッツリ…

小休止86「日本と世界の違い色々」

昨日はBo Ningen とBorisのドラマーのトークイベントへ行ってみた。 会場は50名くらいの小さなカフェ併設のちょっとしたイベント会場で、インディな映画なんかも上映しているらしい場所であった。 ウェブマガジンかなんかの主催イベントらしく、構成はまずBo…