音楽放談 pt.2

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洋楽

情景の見える音楽 ―Sea and Cake

ふと最近の記事を見ていて思ったのだけど、今年はフェスについて全くと言っていいほど触れていない。 既にフジロックは終わり、今はロキノンフェスのまっただ中。 いずれも毎年行ってないフェスであるが、今年は個人的にはそこまで心引かれるでもなかったの…

天賦の才 ―James Skelly

この頃は洋楽情報が極めて少なくなってきていると嘆いて久しい当ブログであるが、雑誌ですらメジャーと言われる連中以外は扱おうとしないというのは嘆かわしい限りである。 ジャンル不問も総合洋学雑誌として老舗のロッキンオンもTalor Swiftとかを表紙にし…

Black Radio ―Robert Glasper

最近世の中でも所謂ブラックミュージックが注目を集めている。 Hip Hopもそういだし、FunkやSoul、R&Bなど、黒人の音楽をルーツにする音楽はポップシーンでも昔から一定以上の人気もあったけど、ここ数年は日本でも紹介される機会が増えてきているような気が…

バンドの多様性の訳 ―Will Butler

この頃日本のバンドの音楽をよく聴いてる気がする。 特に意識している訳じゃないけど、なんでだろうね。 日本にもいいバンドはたくさんいるから、単に色んなところにまたベクトルが向いているということだろう。 実際これまで聴いてこなかったバンドも色々聴…

相変わらず変わらず素晴らしい ―Nine Black Alps

この頃は音楽の趣味もガラパゴス化しており、もはやあれこれほじくり回して聴こうという人の方が少ないのではないかと言う気がする。 日本のバンドへの注目も増えており、ある程度のセールスのあるバンドもそうでないバンドもそれを紹介するメディアや個人も…

かいじゅうたちにいるところ ―Karen O

私は『Social Network』なんかもそうだが、映画そのものよりも音楽を目当てで観に行く場合が多い。 そもそも昔から映画を好んで観る訳ではないし、2時間くらいじっとしているのもあまり好きではない。 別に多動性障害ではなく性分なだけだが。 最近特にその…

ポップフィールドの面白さ ―Charli XCX

新年である。 始ってまだ1週間だが、既に大分時間が経ったようだ。 今年は忙しいな。 さて、毎年色んな雑誌の年間ベストを観るのが楽しいのだけど、今年どの雑誌でも目についたのは所謂ポップスがランクに上がっている事である。 洋楽不況が叫ばれて久しい昨…

イギリスの新鋭 ―Dead Fader

最近はEDMなどという言葉が定着したのか、それ系の音楽も溢れてる。 先日はUltraというイベントもあったそうだが、これまでの所謂ダンスミュージックと何が違うのか、というと根本はそんなに変わらないのではないかと思う。 単に所謂ユーロビートの様なもの…

時代遅れの良心 ―Nine Black Alps

最近2005年前後にデビューしたバンド達の勢いがいささか戻ってきたような印象である。 戻ってきた、といっても本人達は継続的に音源も出しているし、別に評価を下げた訳でもない。 単に世間の流行が変わったというだけであるのだがね。 何もRadioheadだけが…

大人のロック ―Spoon

最近アメリカンインディが熱い、ということを書いて、The Shinsを取り上げたのだけど、彼等に先立って聴いていたのがSpoon。 既にアルバムは5枚くらい出していて、デビュー当時から耳の早いリスナーには評価されていたらしいが、私が彼等を聴くようになった…

アメリカンインディの良心 ―The Shins

最近アメリカンインディをよく聴いている。 派手さよりも渋さの方が際立つバンドが多いのだが、実に良心的でいい音楽をやっているバンドが多いのである。 それこそStrokesだってインディから名を成したバンドだし、Yeah Yeah Yeahs、Liars、Interpol、TOn Th…

洋楽ロックの再起? ―Nine Black Alps

今思い返せば2005年頃というのは非常に音楽が活況を呈していたように思う。 ポストパンクリバイバル、なんていうものが一気にもてはやされるようになり、若手バンドも多く出てきて、一方でNINやOASISも新譜出して来日したりして、すごく楽しかったな。 とこ…

このフィーリング ―Metronomy

最近聴いていて心地のいいと感じるのはミディテンポのポップソングである。 適度に盛り上がって、適度に癒されて、適度にまったりさせてくれる。 その絶妙な温度感を持った音楽というのはそんなに多くない。 私がそんな温度感を期待して聴いているのがStars…

インディの台頭 ―liars and so on

今年の前半はインディ勢のリリースが相次いでいる。 順次発売されているので颯爽と買っている訳であるが、その中で今日はLiarsについて。 この新譜が実に素晴らしい。 Liarsといえば、Yeah Yeah YeahsやTV On The Radioなどと共にアメリカ・NYのアートパンク…

久方ぶり ―Maximo Park

一昨日は久方ぶりのMaximo Parkの単独であった。 2ndが出た年にはサマソニで1ステージのトリであったが、そのときは客入りが非常に乏しく、彼等に取っては少なからず落胆する出来事だっただろう。 そのせいかどうかは定かではないが、今回のアルバムまでツア…

Deerhunter in Hostess Weekender

先週末は土日共にライブへ。 土曜日はMOROHAという日本のヒップホップユニットのアルバムリリースイベントで、LITEも出演していたので行ってきたのですね。 その他アナログフィッシュと計3組出演しており、いずれも良かったね。 これについてはまた別途その…

立ち位置の確立 ―Arctic Monkeys

今年はかなり大物系のリリースが相次いでいる印象である。 NINは、何回でも登場させたいところだが、Arcade Fireも出したし、AutechreもEP出してたね。 他にもFour Tet、QOTSA、Vampire Weekendとか、非常に嬉しい限り。 年初ではHorrorsとかKlaxonsもでると…

ああ美しきかな・・・ ―Little Boots

最近つくづくに思うのだけど、やっぱり知的な女性は素敵である。 単に高飛車なのではなく、少しのユーモアを携えていたらもはや敵う道理はない。 何に敵うかは定かではないがね。 ポケッとした子もそれはそれで可愛いのだけど、ペットみたいに感じちゃうんだ…

偉大な開拓者 ―Sonic Youth

最近はまた古いのから色々聴いている。 邦楽洋楽問わず、ある種の古典主義、とは言わないか。 あらためてはっぴいえんどとか、サディスティックスとか、村八分とか、頭脳警察とかを聴いてみたり、あるいはPink FloydやVelvet Undergroundとか聴いたりね。 こ…

本質の欠如 ―Factory Floor

毎年のように言っている気がするが、今年もいい新譜が満載である。 Nine Inch Nailsはいうに及ばず、Arctic Monkeysも出しているし、既発のものでも充実っぷりが半端ない(個人的にね)。 その中で満を持して、という1つがFactory Floorではなかろうか。 イ…

日本人の洋楽 ―Bo Ningen

今週の火曜日は有給休暇を取って、夜はライブへ出掛けた。 お盆期間ということもあって、あんまり仕事もないので1日だけの夏休みである。 わ~~~~い、うれしいな、という事もなく、むしろ虚しいぜ。 まあ、致し方あるまい。 で、火曜日と言う半端なタイ…

佳曲満載 ―Free Energy

すっかり夏になってしまい、それどころかここは本当に日本かと思うほど強烈に、激烈に暑い。 35度が普通になっているじゃないか。 まだ7月上旬なのに。 梅雨もさっさと明けてしまい、子供達は夏休みを前に既にだれているのではなかろうか。 社会人な私は毎日…

びっくりはしない ―!!!

先日新譜ラッシュで楽しみだ、という内容の事を書いた。 そこから追加でThese New Puritansも6月に出す事が発覚、そのすぐ後にHostess Weekenderで来日なので、じつにテンションが上がる。 あのイベントは割とし知らないバンドも多いのだけど、毎回発見があ…

美しきかな・・・ ―Littel Boots

ひところ女性アーティストの台頭が非常に顕著であった。 それこそLady Gagaがまだこんなに売れる前、ていうか出てきてすぐ位のころ。 その頃注目を集めていたのは、レズキスで話題になったKatty Perryや、女をなめんな的な発言で女性支持を集めていたLily A…

時代の終わり ―The Strokes

00年代も過ぎ去って久しい。 既に音楽業界もアップデートされて、当時もてはやされたバンドの何組が今も現役であり続けているだろうか。 Libertinesは早々に消え、Musicも解散し、Coralも音沙汰がない。 White Stripesも解散し、Vinesは既に不安定で何時消え…

良い曲を聴く ―Frank Ocean

最近自分の聴く音楽の幅も広がったな、とつくづく思うのは、やはりこの手の音楽も聴くようになったからだろうか。 といってもジャンル的に積極的に手を出すかと言えばそういう訳でもなく、たまたまという側面が強いのだけど。 相変わらず音楽雑誌の年間ベス…

時代を生き抜く為のもの ―Hadouken!

最近は流行廃りの速度が非常に早い気がする。 昨年のものは既にクラシック以上の過去のもの、みたいな感じすらある。 時代遅れも一周回ればまたお洒落、という発想はあるにせよ、そもそもの消費の速度があまりに速く、ひたすら消費ばかりが進んで後になって…

音楽偏差値75 ―Dirty Projectors

少し前の話になるのだが、2月3日にHostess Weekender というイベントへ行った。 ここ最近定期的に開催しており、出演アーティストがかなりコアで良質なので、毎回ラインナップが出るのが楽しみだ。 しかも土日開催なのでちゃんと行けるので非常に素晴らしい…

若人よ ―Two Door Cinema Club

昨日は久しぶりに単独ライブ、Two Door Cinema Clubのライブへ行ったのですね。 最近聴くようになって、なかなかいいじゃない、と思っていたタイミングで単独が発表されたので、土曜日だし、とチケットを取ったのですね。 今年2ndも出して、そのツアーであっ…

自己表現をする人 ―Sylver Tongue

私はあまりミーハーな方ではないと思う。 もちろんテレビでかわいい子を見かければおや!と思うが、そうかと言ってその子のファンになるということはあまりない。 殊音楽についてはそれが尚顕著であると思う。 自分としては当然と思うが、世間的には必ずしも…