音楽放談 pt.2

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2019-01-01から1年間の記事一覧

小休止178「チルな時間」

昨日晩酌の酒を買いにスーパーへ行った時のこと、レジで支払いを終えて袋詰めをしていると、近くで同じく袋詰めしていたおばちゃんがエビのパックをぶちまけていた。 哀れ飛び散った生エビを素手でかき集めてパックに戻そうとしているのだけど、そこに店員さ…

年輪 -Tha Blue Herb

必ず時代は変わる、というわけで、平成から令和になって久しいわけだが、自分の極身の回りが何か変わったかといえばそうでもないのが現実だ。 実際問題年号を意識するのは契約書や何かの書類くらいなもので、実際問題生活には大して影響はない。 歴史はいつ…

小休止177「日々の楽しみと影」

今日は朝から美術館へ。 基本的に並ぶのは好きじゃないんだけど、先週別の企画展で観てもっと観たいなと思ったので、待つのを覚悟で行ったのだ。 何かと言うと、女性画で有名なウィーンの画家、クリムトである。 有名な絵といえば、金地の豪華絢爛で抽象的な…

知性の生み出す距離 -Sophiscated Love

静かな時間が心地よいな、と最近よく思う。 昔からガヤガヤしたところよりも、そこから少し距離を置いたようなところが好きで、できれば人気のないところである方が好ましい。 私は結構気い遣いなのだがあまり上手ではないので、疲れてしまうんだよね。 そう…

素敵な人生 -太陽とシーツ

どうも最近色々と調子が悪い。 土日はほとんど寝て過ごして、早い時間から酒を飲んで早々に寝て、早い時間に目が覚めて日が昇る頃にまたウトウトし始めるという体たらくに。 正直仕事も進んでいないのもあるし、メンバーへの働きかけも何もできていない。 ま…

これこれ!という感じ -The Faint

今年リリースされている新譜が悉く素晴らしい。 Broken Social SceneのEPシリーズ、These New Puritansもまた初期の感じを出しつつ、The Nationalの相変わらず渋いながら女性ヴォーカルを大々的にフィーチャーして新しい要素も見えている。 Vampire Weekend…

燃え盛る -Tha Blue Herb

6月に入ってマジで仕事が忙しく、久しぶりにゆとりがない日々が続いている。 それでもなんとか乗り切れそうだし、なんなら状況的にはじわじわと好転し始めているところもある。 まあ、逆もあるから引き続きいいことの方が少ないのは確かだが。 最近ずっとこ…

好きな温度感 -These New Puritans

ここのところ仕事が忙しいので、つい休日も趣味の時間よりもだらだらと力を使わない過ごし方をしてしまっている。 仕事もしないと、などと思うが、結局あまり稼動できていない。 ていうか、結局平日にガッと集中してやった方が早く、休日はアイデアを練り直…

信じるものは・・・? -筋肉少女帯と松本都

何か大きな犯罪、特に無差別殺人などが起こると、必ずでてくる憐れみの言葉の一つが「何も悪いことなんてしていないのに・・・」というものだ。 世の中の大半の人は普通に受け入れるだろうし、かくいう私もそう思わないではなかった。 しかし、最近ふとこの…

a life is worth living -Maximo Park

何に価値があって何に価値がないかは人それぞれだし、国や時代、文化によっても違うだろう。 それらも含めて価値観というものは醸成されるわけだから、当然としてば当然か。 他人と話をしていて面白い瞬間は、そうしたいろんな価値観に触れることが一つあげ…

言葉の視点の取り方 -Bright Eyes

昨夜は会社の中のいいやつらと飲んだ。 1人がついこの間結婚したので、ささやかだけどのその祝いも兼ねてであった。 タバコを吸うやつで、金遣いが荒いので安い居酒屋で、もう1人のやつと金を出してタバコを1カートンプレゼント。 大したものじゃないけど、…

夜中の虹 -落雷含み

「最近おかしなことがよく起こるんだ」というのは、インディ映画『This Must Be The Place』で主人公のシャイアンがつぶやく印象的なセリフの一つだ。 その映画が好きでDVDでもよくみるんだけど、改めて視点を変えてみると印象的なセリフで断片的に繋ぐよう…

小休止176「みんなのうた?」

新元号に変わって早3日、長い10連休も残すところあと2日か。 てかまだ2日もあるのか、というのが正直なところだが、いざ仕事が始まると思うとやはり憂鬱だ。 私は平生休日は何しようかしらと思案することが多いのだけど、この10連休は存外あれこれやってい…

闇をひとつまみ -髭

昨夜は会社帰りに一緒に案件をやっているやつらと飲みに。 1人はよくいくやつ、もう1人は飲みにいくのは初めてというやつだったんだけど、彼がふと会社ですれ違った際に何か言いたげだったのでこの飲み会は組まれたのであった。 今期に入ったタイミングで、…

Broken Social Sceneが素晴らしいと思っている話 -Broken Social Scene

大人になってから聴くようになる音楽もあれば、反対に聴かなくなる音楽もある。 何が違うかって、ひとえにその時の自分にフィットするかどうかである。 10代の頃は激しい音楽が刺激的でかっこいいと思っていたし、20代の頃は少しひねくれた音楽がかっこいい…

音楽の多重星 -Dirty Projectors

人と話をしていて面白いなと思うのは、やっぱりいろんな人がいるというところだろう。 誰しも相手によって態度を変えているわけだが、それを観察するのが私は趣味みたいなものなのだけど、仕事でもプライベートでも多角的に人を観ている。 あの人と話す時は…

クレイジークレイマー -卓球とandymori

自分はへそまがりだなと昔から思っているのだけど、そう自覚したのは多分大学生になってからやっとだったと思う。 そう気がついて開きなおる前は、なんだかずっと悶々としていた記憶がある。 むしろそれがへそ曲がりを助長したのかもしれないが、ともあれ今…

How Do You Feel ? -Yogee New Waves

私の大学時代からの友人とは、よく音楽の話をする。 何ヶ月に1回くらいのペースで会っているのだけど、だいたい飯を食いながら近況報告のようなことをしつつ、そのあとカラオケに行ったりするわけだが、最近私のレパートリーが増えていないなと思うと同時に…

サブカルチャーのカルチャー化 -Metal Gear SolidとDavid Bowie

以前も少し書いたのだけど、ここ数ヶ月結構デームをやっている。 PS3盤の『Metal Gear Solid Ⅴ』である。 発売はもう5年くらい前になるのかな、ハード含めてまだやってんのか?と言われてしまいそうではあるが、このゲームは実に面白い。 もともとこのシリー…

個人的一発屋 -あふりらんぽ、モーモールルギャバンとか

私は缶コーヒーが好きなのだけど、最近のものは本当にいただけない。 無糖とか微糖とか、そもそも缶コーヒー飲む段階で健康志向なんて求めていないのに、そんなキャッチコピーで次々と新商品が出されて旧商品は無くなっていく。 そうした無糖、微糖でも甘み…

小休止175「言葉は知性」

私は自覚があるのだけど、かなり理屈っぽい話し方をする。 端的に表せることでもつい言葉を継ぎ足しすぎて冗長になってしまうことがままあるし、同僚やクライアントにも指摘されることがある。 私なりに冗長になってしまう理由はあって、特に仕事の場面では…

シリーズ第1弾 -Broken Social Scene

Broken Social Sceneが新作EPをリリースした。 リリースされたのは先月なんだけど、私はメディアリリースを待っていたんですね。 しかし一向に出る気配もないため、とりあえずiTunesで購入。 サブスクリプションでもまだ配信されてなかったのである。 前作『…

時を経れど –Maximo Park

昨年から今年にかけて、00年代と呼ばれたバンドたちの新作が立て続いている。 The CoralやFoals、Deerhunter、Dirty ProjectorにGang Gang Danceなど、私も大学生くらいから聴いているバンドたちなので、こうして元気に活動してくれていることが嬉しい。 今…

ダンスとアイドル -Babymetalとか

たまにテレビで音楽番組を観るのだけど、アイドルが出ていると特に観ることがある。 このブログで紹介しているようなコアで個性がむせるくらいに漂っている濃いめの音楽ばかりを聞いてきた反動か、アイドルの子達の明るくキャピキャピした感じだ急にはまりだ…

いいものはいい話 -アナログフィッシュ

昨夜はアナログフィッシュの毎年恒例イベント、Kyoto To Tokyoへ。 毎年このイベントでは普段のライブではやらないレア曲を演奏するという、完全にファンのためのライブイベントなのだけど、今年は彼らもデビュー20周年ということもあって、対バンとして行わ…

小休止174「ランダム再生で見えてくるもの」

最近iPhoneで音楽再生アプリをダウンロードした。 プリインストールのものは「こんなものいらねぇよ!」と削除してしまったのだが、やっぱり欲しいなと思って。 なぜかというと、最近仕事中、特に資料を作っている時なんかは音楽を聴きながらやっているのだ…

すれ違いの人生の果てに -Sabaku

私は人とのコミュニケーションなどにおいて、悩んでいるというか、途方もない気持ちにさせられることが昔からよくある。 それを殊更に感じるのは、やはり何かしらの課題に臨む場合だったり、問題を解決しようとしたりする、つまり仕事的な場面である。 何を…

シンフォニックな酔いどれ時間 -Salyu

2月ももう終わりだ。 気がついたらこんなに時間が経っていたのだ。 今月は忙しかったんですよ。 今も絶好調ストレスフルな日々を送っているが、昨夜は同僚と朝まで飲んでいた。 なぜか他部署の上長とちょいちょい飲みに行くんだけど、妙に気にかけてもらって…

いい音楽は地続き -4AD

1月は旧暦では春なわけで、正月にも新春などとのたまっているわけだが、実際問題まだまだ寒いし、なんなら一番寒いのはこれからの時期である。 それでも私にとっては冬を感じるのは12月が一番である。 なぜかはわからない。 1月はどこか春を感じるのはテレビ…

歌詞の文学 -モチーフ返し

平成最後ですね。 私は昭和生まれなので、ついに3つの年号をまたぐ時が来ようとは。 大正生まれの人にしたら4つ、明治生まれなら5つの時代を生きていくわけだから、なんだすごいことのように思える。 まあ、それで何が変わるわけでは無いけど、少なくとも…