音楽放談 pt.2

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音楽レビュー

振り返る -Analogfish

今週末はアナログフィッシュの2daysである。 毎年これくらいの時期にやっているKyoto To Tokyoという企画なのだけど、例年普段のセットリストとは異なる、コアなファン向けのセットリストで行われているのだが、今年はさらに踏み込んで、彼らが所属したレー…

独自性と野心 -Plasticzooms

昨日は仕事終わりでPlasticzoomsのライブへ。 1月に新婦を出して、イベントなんかには出演していたが、多分単独はこの1本なんじゃないかな。 リリースパーティという位置付けで、渋谷の小さなライブハウスで行われた。 私は彼らのライブ自体2回目で、前回は…

愛されたいより愛せ -I Say

最近休みの日に暇があるとナマケモノの動画などを観ている。 その名の通り、非常にゆっくりとした動作でご飯も1日8gと超少食、そもそも筋肉がないので代謝も低く、ゆっくりとしか動けないのである。 ほぼ一日中木の上で生活しているが、トイレの時だけ木か…

Hip Hopのなんたるか -THA BLUE HERB

今日は個人的には年末最後のライブへ。 Tha Blue Herb、彼らにとっても今年最後のライブである。 昨年もやっているのだけど、その時はソロアルバムのツアーだったのでアルバムで共演したラッパーが全員ゲストで出てきて、その模様はDVDにもなっている。 今年…

本当の悪意 -All Apologies

国民総評論家時代だなとつくづく思う。 SNSに限らず、様々なウェブメディアで個々人が自分の好き勝手な意見を言っている。 わかりやすく攻撃的な言葉であれば、これまたわかりやすく批判の対象になるからそこでやり込められる様はいかにも悪が駆逐されるかの…

道徳心の根本とは・・・ -Descipline

最近11時台のバラエティを録画しておいて休日に見ている。 アメトークとかの時間帯ですね。 過度に派手な会陰しゅつもなく、流行り物に迎合するでもなく、独自のスタンスの番組があって面白いのだ。 そのうちの月曜日には元大阪知事の橋下さんのやっている政…

醜悪さ -slipknot

最近土日はアマゾンで映画を見ている。 見る映画は暗く重たいものが主だ。 先日も書いたけど『Seven』とか、昨日は『Fight Club』『ベンジャミンバトン』など、フィンチャーの映画や、さっきまでは日本の『凶悪』という映画を見ていた。 実際にあった事件を…

立役者 -The Faint

私は基本的にオリジナルアルバムで聴くのが好きなので、ベストアルバムはよほど好きなアーティストでなければ買うことはない。 いわばお布施である。 各アーティストのその時期の状態がパッケージされているのがアルバムの良さだとしたら、ベストはそれを解…

儚さと美しさ -Stars

急に冬になってしまった。 来週には11月だから当然といえば当然なのだけど、今年はやけに10月が長かった。 昨日は12月並みだったというが、つい先日までまだ少し暑さを感じる日もあった。 そう考えると、今年の10月には季節が詰まっていたね。 なんだか活気…

メインストリームも聴こう -Taylor Swift

この頃は聴く音楽の幅を広げようと思ってあれこれ手を出すようにしてる。 そのせいでここ数ヶ月で買ったものすらまだ1回しか聴けていない状態になってしまったのは不徳のいたすところであるが、それはともかくジャンルやアーティストとかもあんまりこだわら…

永遠の旅人 -Bob Dylan

今年のノーベル文学賞をあのBob Dylanが受賞したと言ってなかなかの驚きを持って迎えられた。 そりゃそうだ、彼はフォークシンガーであって文学作家ではない。 しかし、彼の書く詩は文学のそれと言っていいだろう。 実際日本においても彼の書く詩に魅せられ…

眠れない夜に -Depech Mode

たまにどうにも眠れなくなることがある。 昔から寝付きのいい方ではないのだけど、頭の中をいろいろの思考がめぐりめぐってそれがいかんともし難く、囚われてしまうのである。 今日もそんな感じ。 別に何があったわけでもないのだけど、一つの気がかりが肥大…

夢見心地空間 -Townmeeting

今日はアナログフィッシュの日(健太郎さん認定)ということで、恒例となりつつあるTownmeeting。 普段と異なりアコースティックなライブなのだけど、今年はアコースティックアルバムも出したのでツアーという形になった。 といっても私は東京のライブしかい…

悲しみにはさよならを -Wednesday

日付変わって今日は水曜日だ。 週の半ば、社会人には一番つらいタイミングである。 しかし、まだ水曜日かと思う一方でもう水曜日かという思いもある。 それはきっとやらなければいけないことの量によって違うのだろう。 幸か不幸か私にはやらなければいけな…

誰かの夢のなか -他人の夢

最近なんとなく聴いていて気にあった曲が2曲ある。 同じテーマというかモチーフの曲なのだけど、扱っているのは夢。 でも、いわゆる前向きなドリームではなくふわふわと実感のないものとしての夢。 寝ているときに見る夢に近いものである。 何かと言うと、一…

大物の野心 -Red Hot Chili Peppers

80年代から90年代に中心にいたバンドたちもすっかり大御所という年齢になってきた。 鬱全開で世に受け入れられたReadioheadなんかは相変わらず変化しながらアルバムを出すごとに賛否両論を呼んでいるからすごいなと素直に思う。 ひたすら賞賛しかされなくな…

はっぴいえんどは終わらない -はっぴいえんど

日本の2代夏フェスを特集したクロスビートの特集号が発行されている。 以前は毎月発行だったが、今はこうした季節ごとに発行される季刊誌?になっている。 毎年夏フェス特集は見ているのだけど、今年はフジロックはレッチリ、サマソニはレディへを中心に据え…

ラッパーの一分 -The Boss

私にはある癖があり、それはどうにも止められない。 何かと言うと、例えば映画館へ見に行った映画はDVDが出ると買ってしまうとか、行ったライブのDVDも出ると買ってしまうというものである。 とはいえ、一応の理由はあって、例えば映画であれば1度見ただけで…

NatsuFish!! -アナログフィッシュ

昨日は毎年恒例のツアー「NATSUFISH」であった。 今年はファンからリクエストを募ってその中から曲をやるという企画があったり、これまでで一番の長尺セットでやると宣言していたりと、今の彼らの上り調子の彼らのモードが現れていた。 会場はファンが集まっ…

インディ女子 -Predawn

暑い。 夏フェスの季節とて、フジロックはすでに終わって、次はサマソニである。 最近は日本人アーティストも海外勢に負けない音楽性と実力を持っているので、また少し見方も変わってきて面白い。 不思議なもので、ロキノン系フェスについては個別には好きな…

こっちとそっち -Moools

最近ようやく懐具合が落ち着いたので、久しぶりに飲みに行ったりしている。 といっても私の場合1人飲みが多く、近所の居酒屋でちびちびやっている。 変に気を使うこともなく、音楽を聴きながら適当にやっているのは気楽でいい。 ストレス発散、などというほ…

大人のたしなみ -Kevin Drew

先日嬉しいニュースが飛び込んできた。 Broken Social Sceneが新譜の制作に取りかかっているとのこと。 前作がすでに6年前である。 もう6年か、と改めて思ったのだけど、その年の個人的ベストは彼らのアルバムであった。 今聴いてもそのキラキラしていながら…

伝えるための音楽 -Rage Against The Machine

今日は選挙の日である。 私は引越しのタイミングのせいで旧住所の投票権は持っているが、今の住所での投票権がない状態である。 こういうことってあるんだな、なんていいつつ元々政治的な事柄には無関心である。 それでも何かを言おうと思うならそれ相応の行…

思わぬ出会い -溶け出したガラス箱

先日暇しかないくせに例によって都内某所のディスクユニオンをぶらぶらしていたときのこと。 この間ライブで見たトリプルファイヤーのCDでもないかしら、と思って「と行」のコーナーを見ていると、思わぬタイトルが目に飛び込んできた。 こ、これは!もしや…

表現の可能性 -アナログフィッシュ

と、いうわけで昨日はアナログフィッシュの対バンライブ、相手はトリプルファイヤーであった。 客入りはおそらく8割強と、新代田のキャパにしてはやや少ない印象ではあったが、観る方としてはこれくらいがちょうどいい。 アルバムリリースツアーでもなく、…

続く人生の途中 -Life Gose On

音楽にも温度感というものがあると私は思っていて、多分みんなもそれとなく感じながらその時々にフィットする音楽をチョイスしているのではないかと思う。 例えば晴れた日には温度感高めな音楽の方が聞いていて楽しいし、発奮させたい時には熱めの音楽が響く…

気まぐれリリーズ ーLilies and Remains

昨日はLilies and Remainsの久しぶりの単独ライブであった。 VJを起用するなどこれまでにない試みもなされたが、結構唐突に発表された感もあったし、大分間が空いたし、やっとく?みたいなノリだったんじゃないかという気もする。 先にライブの感想を書いて…

音の間に間に -Pele

いわゆるJ-POPをメインに聴いている人たちにとって理解できない音楽の一つがインストものだろう。 要するに歌のない音楽。 なぜなら彼らにとって音楽を聴くというのはイコール歌を聴くことだから。 それと合わせて洋楽的な音楽にもピンとこない。 理由はサビ…

嫌味なくポップで素敵 -Van She

梅雨である。 だって6月だし。 その割には晴れた日が多いし、蒸し暑さよりも肌寒さが気になる日々である。 といっても日中はまあまあ暑いから、その寒暖さは油断できない。 会社でも風邪引いた人いっぱいいるし。 しかし、今年は5月からずっと晴天も続いてい…

突然 -Soft Ballet

今年は残念なニュースが立て続く。 年始のボウイに始まり、ロックの大御所が次々にこの世を去っている。 誤解を恐れずに言えば、多くはある程度年齢も言っている場合もあって仕方ないかな、時代の終わりか、なんていう言葉でもって受け入れられるところもあ…