音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

2016-01-01から1年間の記事一覧

伝えるための音楽 -Rage Against The Machine

今日は選挙の日である。 私は引越しのタイミングのせいで旧住所の投票権は持っているが、今の住所での投票権がない状態である。 こういうことってあるんだな、なんていいつつ元々政治的な事柄には無関心である。 それでも何かを言おうと思うならそれ相応の行…

思わぬ出会い -溶け出したガラス箱

先日暇しかないくせに例によって都内某所のディスクユニオンをぶらぶらしていたときのこと。 この間ライブで見たトリプルファイヤーのCDでもないかしら、と思って「と行」のコーナーを見ていると、思わぬタイトルが目に飛び込んできた。 こ、これは!もしや…

小休止117「孤独の正体」

寂しい、というのは今の時代の一つの合言葉みたいになっているように思う。 何かにつけ寂しいという言葉を口にする人は多いし、よく言われるSNSの普及に併せて使われることが多い。 大体の人が1人でいるのが孤独だ、寂しいというのだけど、果たして孤独って…

表現の可能性 -アナログフィッシュ

と、いうわけで昨日はアナログフィッシュの対バンライブ、相手はトリプルファイヤーであった。 客入りはおそらく8割強と、新代田のキャパにしてはやや少ない印象ではあったが、観る方としてはこれくらいがちょうどいい。 アルバムリリースツアーでもなく、…

続く人生の途中 -Life Gose On

音楽にも温度感というものがあると私は思っていて、多分みんなもそれとなく感じながらその時々にフィットする音楽をチョイスしているのではないかと思う。 例えば晴れた日には温度感高めな音楽の方が聞いていて楽しいし、発奮させたい時には熱めの音楽が響く…

小休止116「続・社会性の必要性」

先日あるニュースでロックファンがにわかにざわついた。 何かと言うと、今年のフジロックに学生運動で話題になったSealdsが出ることになったことに対して、音楽に政治を持ち込むな、という批判が出たことに対して、アジカンのゴッチが反論、その他のアーティ…

バンド音楽の幸福なあり方 -nuito

昨日はnuitoの復活ライブへ。 7年前にアルバムを1枚出して活動休止状態に合ったバンドで、私が彼らを知ったのは半年かそこら前である。 そのときに記事も書いているのだけど、たまたまネット上で「狂ったバンドがある」という旨の紹介を受けて聞いてみたので…

気まぐれリリーズ ーLilies and Remains

昨日はLilies and Remainsの久しぶりの単独ライブであった。 VJを起用するなどこれまでにない試みもなされたが、結構唐突に発表された感もあったし、大分間が空いたし、やっとく?みたいなノリだったんじゃないかという気もする。 先にライブの感想を書いて…

音の間に間に -Pele

いわゆるJ-POPをメインに聴いている人たちにとって理解できない音楽の一つがインストものだろう。 要するに歌のない音楽。 なぜなら彼らにとって音楽を聴くというのはイコール歌を聴くことだから。 それと合わせて洋楽的な音楽にもピンとこない。 理由はサビ…

嫌味なくポップで素敵 -Van She

梅雨である。 だって6月だし。 その割には晴れた日が多いし、蒸し暑さよりも肌寒さが気になる日々である。 といっても日中はまあまあ暑いから、その寒暖さは油断できない。 会社でも風邪引いた人いっぱいいるし。 しかし、今年は5月からずっと晴天も続いてい…

小休止115「共感の正体」

この絵を見て「あ、Mars Volta!!」と思った人はきっとロックが好きな人で、少しひねくれた方向に向かっているギークの可能性が高い、のではないだろうか。 彼らの出生作『Frances The Mute』のジャケットは、かのヒプノシスが手がけたもので、この絵はその…

脱却 -Deerhunter

生きていくうちに人は変わっていくものである。 それがいい方向に向かう人もいれば、残念な方向へ向かっていく人もいる。 良し悪しの判断は一概にはできないし、ある程度相対的な価値観になるからあれを善、これを悪と断じることはその態度自体は絶対的に悪…

小休止114「劇場型の社会」

年明け以降、芸能関連では何かと話題に事欠かない。 最近では誰それの不倫だとか、最近では病気の悲劇もあって、芸能記者にとっては忙しい毎日だろう。 一方世間でもあれこれ事件は起きていて、地震が起きたり子供がいなくなったり、なんやかんや起きている…

突然 -Soft Ballet

今年は残念なニュースが立て続く。 年始のボウイに始まり、ロックの大御所が次々にこの世を去っている。 誤解を恐れずに言えば、多くはある程度年齢も言っている場合もあって仕方ないかな、時代の終わりか、なんていう言葉でもって受け入れられるところもあ…

小休止113「毎年のこと」

あっという間に6月になっており、最近少しずつ雲も多くなって、湿気も多くなってきた。 とはいえ梅雨入りはまだのようですね。 これから洗濯物も大変になりそうだ。 このところ割と日本人のライブへ行くことも多く、必然的に日本人の音楽をよく聞くようにな…

諸行無情 -Boom Boom Satellites

悲しいニュースがYahooのトップにも掲載された。 日本が誇るロックバンド、Boom Boom Satellitesが活動終了、というものである。 あまり耳慣れない表現に一体どういうことかと見てみると、かねてより脳腫瘍で手術を繰り返していた川島さんが、とうとう音楽が…

一山の向こう側 -Moroha

昨日はMorohaのLiquidroomワンマンであった。 かつて自身の歌の中でも歌われた一つの目標に至ったということで、なかなか感慨ぶかいものがある。 昨今のTV露出や、MCのアフロはTVCMのアフレコなんかもしているように、露出の場が広がったことも手伝ってソー…

本領発揮 -AA=

先週AA=の新譜が出た。 その前後では楽曲提供やコラボ楽曲も発表しており、活動は非常に活発であった。 間にはSchaftの活動も挟んでいたのだけど、そこで彼なりに色々振り返ったり自身を見直したりしたのだろう、今回のアルバムはこれまでで一番アグレッシブ…

世界を揺らす -Boris

今日はThe Novembaersの主催するイベントへ。 彼らがトリになりながらいろんなバンドと対バンする企画をちょくちょくやっているのだけど、今回はKlan Aileenという若手とBorisの3バンドとなった。 ノベンバ以外は初めましてだし、かねてよりBorisは見たかっ…

小休止112「好奇心」

最近このブログで記事を書くたびにTwitterにも共有させている。 理由はトラフィックをもっと増やしたいからに他ならない。 やはりやらないよりやった方が訪問数は増えるし、それにより僥倖が訪れたのは先に書いた通りだ。 外に発信してこそ面白いこともあっ…

色気のある新世代 -D.A.N

最近イベントなんかに行った時には初めましてなバンドでも話題のやつなんかはできるだけ見るようにしている。 音源を買おうとなると如何しても今聴いているものを優先してしまうし、それだけでも結構な量のバンドとかを聴いているから新ものに触れようと思…

日本のオルタナの風景 -The Novembers

第一印象は大事ではあるけど全てではないというのは良くある話で、殊音楽では本当によくある。 その時に聴いている音楽の傾向だったり、ジャンルだったりで例えどんなにいい音楽でも「モードじゃない」と言ってスルーすることは、私なんかは特に良くある。 …

小休止111「事件」

先週私は引越しをした。 理由は勤務先への距離の問題で、毎日1時間半、うち1時間以上電車で立っているのが辛くなったのである。 何より往復で約3時間も一体私は何をやっているのか、という気持ちに駆られたので、えいやっとばかりに。 おかげで移動時間は半…

キャパシティの拡大 ―Synchronicity 2016

つい先ほど帰宅したのだけど、今日は4月の恒例となりつつ都市型フェス、シンクロニシティであった。 日本のインディ系のアーティストを中心にかなり良いラインナップを毎年揃えてくれるので、個人的には日本盤ホステスのような位置づけを勝手にしている。 昨…

求められる本質 -アナログフィッシュ”抱きしめて”

日本はまた震災で大変なことになっている。 会社にも熊本出身の人がいて、一報を聞いたときには当然だが青い顔をしていた。 今も余震は続いていて否が応でも数年前を思い出す。 今回は火山もあるから、そう言ったところでも予断を許さないわけで、やっぱり震…

小休止110「娯楽と文化」

先日ある記事がYahooのトップに上がっていた。 このブログでも幾度も触れている音楽の価値、みたいな話である。 ある調査についてだけど、要旨としては音楽に無関心な層が拡大している、というもの。 ひいて音楽業界の不振が言われる原因としては、CDが売れ…

小休止109「晴れた日の歌」

ここのところ土日はあまり天気が良くなかったが、今日は久しぶりに快晴である。 桜の季節の最中のはずが、なんだかそんな気分はどこへやら。 既に5月くらいの気分なのは一体なんだろう。 ともあれ、朝から洗濯をして、録画したテレビを見ながらゆっくりして…

静かな季節に -mum

もう直ぐ春ですね、なんていう歌が昔あったわけである。 雪が溶けて、川になって流れていって、つくしの子が恥ずかしげに顔を出しますと。 恋をしましょうと唐突な提案をされるわけであるが、あったくなるとなんとなく外に出たくなるし、みんなそこはかとな…

世界と戦う -上田剛士

最近は下手なバンドよりもアイドルの方が面白いことをしていたり、体を張って頑張っていたりする。 場所に限らず女の子の方が今はいろんな意味で強いのかもしれない。 世界に打って出るバンドで見ると、日本ではSuzanとか、オレスカバンドとかもツアーしてた…

様式美への愛 -Cruyff in the Bedroom

様式美、という言葉がある。 いわゆる形式としての美しさみたいな話であるわけだけど、音楽ジャンルもそういうものを感じるバンドはたくさんあるし、ある種のジャンルはそれ自体が様式美みたいな側面がある。 それこそメタルだって様式美だと思うし、ビジュ…